戦乙女さん

my closed garden

誰も知らない庭園の話を聞いた。
その庭園は、ある女の子の遊び場だった。
女の子は来る日も来る日も、野花を摘んだり、小鳥と戯れたり、木陰で居眠りをしたりして遊んでいたのだそうだ。
そこには、女の子のほか誰もいなかった。女の子はいつもたった一人で遊んでいた。ずっとずっと、一人だった。
だけども女の子はあるとき、ふっと、いなくなってしまったのだそうだ。
主のいなくなった庭園は、時忘れて、ひっそりと、その場にとどまっている。
僕は、いつかその庭園を見つけ出して、その子に出会いたい。
そう、思ったのだ。



大きい版

Photoshop CS5・SAI
16・0327






inserted by FC2 system inserted by FC2 system