→アルダナ山


【求めるもの】
彼女が望むのなら…、「彼」の話をすることにしよう。


***

ラザフォードの家に来たアデル


アデル「ハーイ、おじゃまするわよ。

ラザフォード「やぁ、いらっしゃい。
…気持ちの整理がついたようだね。

アデル「大魔導師ともなると、そんなことまでわかっちゃうもんなの? やーね。
でもまぁ、当たりよ。
ちょっとはその…、『優れし者』である自分を受け入れようって気になった。

ラザフォード「そうか。

アデル「うん、そう。
あたしね、強くなりたい。ちゃんと自分のこと守れるように。
まわりにいる人たちと、いっしょにいられるように。
…なーんて。あはは。

ラザフォード「きみならなれるだろう。きみの願うとおりに。

アデル「だといいけど。

ラザフォード「『優れし者』だけが手にできるという力がある。

アデル「『優れし者』だけが手にできる、力…?

ラザフォード「昔、ある男からそういう話を聞いた。彼もまた『優れし者』だった。

アデル「さすがにいろんなお友達がいるのね。
その人…、今、どうしてるの?

ラザフォード「わからない。彼はきみと違う道を選んだのでな。
あるいはすでにこの世を去っているかもしれない。

アデル「…。

ラザフォード「だが、きみが望むのなら、彼をさがしてみるのもいいだろう。
もし会うことができれば、彼はきっときみの力になってくれる。

アデル「連絡絶ってるわりに、ずいぶん信用してるじゃない。
…名前は?

ラザフォード「レナートだ。

アデル「教えてくれてありがと。レナートって人、さがしてみるわ。

ラザフォードの家を出ていくアデル

 
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