→フロージスの町 【ひとやすみクポ】 たまにはのんびりするクポ〜。息抜きするのも大事なことだクポ〜。 ＊＊＊ →パブ パンネロ「ヴァン！ こっちこっち！！ ヴァン「あ〜、つっかれたー。 パンネロ「町の子たち、やっと解放してくれたんだ？ おつかれさま。 ヴァン「…ホンットあいつら、体力あまってるんだよなぁ。 もう当分、鬼ごっこなんてゴメンだよ。 パンネロ「ふふ、そんなこと言っちゃって。 ヴァンは昔から、小さい子たちの面倒よく見てくれたよね。 パブの奥で演奏するハーディ ヴァン「…この曲、イイよな。 気持ちいいっていうか、なんていうか。 こうやって聞いてると、ふいっと昔のことが頭に浮かんでくるよ。 みんなと一緒にあちこち走り回ったこととかさ。 パンネロ「私も同じこと思ってた。 演奏し終わり、拍手をもらうハーディ ハーディ「クポ、ヴァンー！ パンネロー！ もしかして、モグの演奏聞いててくれたクポ？ ヴァン「ハーディ！ パンネロ「演奏してたのって、ハーディだったんだ。すっごくステキだったよ。 ハーディ「クポ〜。そういってもらえると嬉しいクポ。 モグの音楽をきわめる旅が、ちゃんと実を結んでる証なのクポ。 ヴァン「そうそう、それだけど。ほんとびっくりしたよなぁ。 まさかハーディがガリークランにいるなんてさ。 でも、元気そうでよかったよ。 ハーディ「ふたりも元気でなによりクポ。 ルッソたちに会う前にも、たまにウワサ話でふたりの活躍を聞いてたクポ。 あと何年かしたら、イヴァリースでも指折りの空賊になりそうクポ。 ヴァン「ま、実力かな〜。 ハーディ「そういえば、ノノ兄さんとは連絡とってないクポ？ この間手紙をもらったけど、兄さん、ふたりにすごく会いたがってたクポ〜。 ヴァン「そういや、ノノともぜんぜん会ってないな。 パンネロ「レムレースで最後に別れてから、ずいぶんたっちゃったね。 ノノはまだシュトラールの整備をしているの？ ハーディ「兄さんは機工士の仕事をして貯めたギルで、自分の飛行艇を造ったクポ！ もうすぐ初飛行に出るって言ってたクポ。 ヴァン「へぇ！ 自作の船か！ なあ、速さは？ シュトラールよりすごいのか？ ハーディ「モグも詳しくは知らないのクポ。 一度見に行ってみるといいクポ！ ヴァン「そっか。じゃあ近いうちに船、飛ばしていくかな。 パンネロ「ヴァンったら飛行艇のこととなるとまるで子供みたい。 ヴァン「そりゃ、船が好きで空賊になったからな。 やっぱり、自分で船を造れるなんて、あこがれるよ。 なあ、パンネロ。そろそろオレたちも機工士、雇わないか？ 空賊なんだしさ、オレも自分の船にこだわり持ちたいんだよね。 で、プロの技っていうの？ 整備や設計の専門技術を教えてもらいたいなー、とか。 パンネロ「ダーメ！ 飛行艇買うだけでもすっごく大変だったじゃない。 そんなぜいたくするギル、私たちにはありませんからね。 ハーディ「機工士がダメなら、楽士はどうクポ？ 今なら友情割引でお安くしておくクポ〜。 吹くマネをするハーディ ヴァン「踊り子に楽士か…。 なんだか空賊っていうよりサーカス団って感じだな。 パンネロ「そうだね、ふふっ。 ヴァン「はぁ〜あ、がんばってバリバリ仕事して、ギル貯めるかぁ。 ハーディ「クポ、それが一番クポ。モグも応援してるクポ！ パンネロ「頼りにしてるからね、空賊さん。 ヴァン「おう！ |