ボイボイじいの思い出

あいや!ワシの思い出のスタンプ帳がみつからん!
ワ、ワシの青春が…、どこかに消えてしもたっ!
このままでは死んでも死にきれん。
どなたか、スタンプ帳をこのワシにゆずってはくれぬじゃろうか?

 ボイボイじい


***

→タルゴの森


【ボイボイじいの思い出】
ボイボイじいにスタンプ帳をあげよう! たくさんあげるとイイことがあるかも?


***

ボイボイじい「あいや!
…ひょっとして、依頼を受けてきてくれた方かね?

ルッソ「うん。そうだよ。スタンプ帳、ほしいんでしょ?

ボイボイじい「そうなのじゃ…、とても…ほしいのじゃ。
ちょっと長話になるが…、…事情を聞いてくれんか?
スタンプ帳とはな、ワシの若かりし頃の思い出そのものなんじゃ。
じゃからして、ときおり取り出しては、ながめておったのだが…。

ルッソ「…えっと、それをなくしちゃったの?

ボイボイじい「そうなんじゃ。
あれを手に入れるしんどさは知っておる。
苦労もせずにゆずってもらうなど、むしのいい話じゃ。
じゃが、今のワシには体力も気力も足りんのじゃよ…!

ルッソ「(気力は充分あると思うけど…)

ボイボイじい「おねがいじゃ!
ありったけのスタンプ帳を、このワシにゆずってくれい!

ルッソ「いいよ。はい、これ。

すべての「スタンプ帳」をわたした。


ボイボイじい「ありがとう。このボイボイじい、心から感謝するぞ。
…この年になって、スタンプ帳の思い出がふえるとはな…。
嬉しいものじゃ。

 
http://gattensi.web.fc2.com/ta2/index.html

inserted by FC2 system