親愛なる…

ガリークランの皆様へ。

ぜひ会ってお話ししたいの。デルガンチュア遺跡で待ってるわ。

追伸:
 贈り物は気に入ってもらえたかしら?


***

→デルガンチュア遺跡


【親愛なる…】
ぜひガリークランにと、名指しで頼まれたクエストだ…。


***

イルーア「今日は逃げ出さなかったのね、…シド。

アデル「あの女…!

シド「人聞きの悪いこと言うなよ。
オレは一度だって逃げたおぼえはねぇぜ、イルーア。

ルッソ「シド、この人…。

シド「ああ、カミュジャだ。
イルーア。おまえに聞きたいことがふたつある。

イルーア「なにかしら。

シド「ベルトリ男爵をやったのはおまえだな。

イルーア「どうしてそう思うの。

シド「男爵の爪が、青く染まってたって聞いてな。
おまえが調合した毒『ラピス』の副作用だろ。

イルーア「…もうひとつの質問は?

シド「白銀の魔石、あれはなンんだ?

イルーア「ある魔法の触媒となる石よ。
男爵はとても強い魔法障壁を発生させていたから、
打ち消すためにはその魔石の力が必要だったの。
運のいい老人だわ。まさか空賊に助けられるなんて。
けれど、これで男爵も理解したはず。
もうカミュジャに対しておかしな真似はしないでしょう。
男爵はバカじゃない。あなたと違って。

シド「バカは死ななきゃ治らねぇからな。

イルーア「なら、私が死なせてあげるわ。あの時のように。
お嬢さん、手加減はしないわよ。

アデル「…!

シド「今ならまだ、見逃してもらえるぜ。

ルッソ「オレだけ帰れって言ってんの?
ふざけんなよ! オレだって関係者だぞ!

シド「おまえもバカだな。

ルッソ「バカは死ななきゃ治んないんだろ?

シド「ハハハッ! …気ィつけろよ、いいな?

ルッソ「わかった。

勝利条件 イルーアを倒せ!
ロウの宣言 盗まれ禁止

イルーア「…戦いには緊張感が必要よ。そうでしょう?

イルーアがなにか魔法を唱え…
ジャッジが没収された!


イルーア「さぁ、始めましょう。

エンゲージスタート!


→ユエン死亡


ユエン「イルーア様っ…!

イルーア「…残念ね。いい手駒だったのに。

→条件を満たした


イルーア「くっ…!

エンゲージクリア!


***

イルーア「ふふふ…。
牙が折れてしまったかと思ったけど、そうではなかったようね。
あなたは私と同じよ、シド。武器を取ってしか生きられない。

シド「オレはおまえほど力にうえちゃいねぇぜ。

イルーア「私が力にうえている? 違うわ。
世界は力を持つべき人間を多かれ少なかれ必要としているのよ。

シド「おまえはその『必要な人間』だっていうのかよ?

イルーア「そうよ。私は力を持つべき人間。
そしてその『力』とはなにかも、よくわかっている。
私は選ばれたのよ。力は私を拒まなかった。

イルーアがなにか力を使い…
ルッソの持っているものと反応した!

ルッソ「!?
ど、どうしたんだっ!? 字が…光ってる!?

日記が点滅!
ルッソの手を放れ、宙に浮くグリモア


イルーア「まさか、グリモアか!?

グリモアに攻撃するイルーア!
しかし、強い力で阻まれた!


ルッソ「手帳は!?

グリモアがカッ! と光り…!
どこかへつれてこられた!

ルッソ「ここは…、夢で見た場所?

シド「イルーアはいないようだな。手帳に弾き飛ばされて、そのままか…。

アデル「ねぇルッソ。ダメ元で一応聞いておくけど…。手帳は?

ルッソ「切られてそれっきり…。手元にもない。

アデル「ちょっとぉ〜。どうすんのよ〜。
こんなどことも知れないところに飛ばされちゃってさぁ。
あぁ、こんなことなら、グラスの町にいればよかった…。
ガトーカルディのカフェでシフォンケーキ食べてればよかった…。

シド「うるせぇヤツだ。

アデル「このくらい多めに見なさいよ!
ミスト酔いで気持ち悪いとこ、必死にがんばってんだから!

シド「そいつは悪かったな。

ルッソ「けど本当、これからどうしよう。
てきとうに歩いて、帰れるもんかな?

そこにいるのは…、
ルッソ…、
きみなのか…?

ルッソ「!?

ラザフォードが現れた!


ルッソ「ラザフォードさん!

ラザフォード「ルッソ、この場所は危険だ。私の…。
私の言う道をたどり…、こちらへ戻って…。

ラザフォードの姿が消えた!

ルッソ「ラザフォードさん?
ラザフォードさん!!

突然空間が割れ…
何者かの手が現れた!


シド「なっ…!

ルッソ「なんだよ、このバケモノ…!

その魔物を…、
そこから出しては…、
いけない…。

ルッソ「ラザフォードさん!?

雄叫びをあげるバケモノ!


アデル「きゃあっ!! なんであたしがこんな目に!!

シド「うるせぇっ! みンなそう思ってるよ!

…封じるのだ…。

ルッソ「封じるって、倒すってこと? オレたちが!?

アデル「誰かがかわりにやってくれるワケ?

ルッソ「…。
やるしかない、か。
わあぁぁぁぁっ!

シド「ルッソ!?

ルッソ「ふるえんな、ルッソ・クレメンズっ!
大丈夫、たぶんなんとかなるって!

 
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