その目はなにを見る

クシリ砂漠の巨石人頭遺跡群にモンスターがすみついて困っている。
このままでは調査が進まないどころか、遺跡自体が破壊される危険がある。
一刻も早く、追い払ってほしい。

 遺跡調査隊隊長ロースワール


***

アデル「ひとりって気楽だわ。
自分のことだけ考えてればいいし、お宝もひとりじめだし。
こんなに楽ちんだったっけ。すっかり忘れてたなぁ。
…忘れてたのよね。
いいじゃない、ひとり!
あたしにはあふれる才能があるし、なーんにも問題なしよ!

???「そう、なにも問題はないわ。あなたには才能がある。秘められた力がね。

イルーアが現れた!


アデル「…!

思わず後ろに下がるアデルにイルーアが近づき…


***

→クシリ砂漠


【そう目になにを見る】
砂漠の遺跡にすみついたモンスターを退治しよう。


***

ルッソ「あ…。

砂漠にいたのは…なにやら顔色の悪いアデル


アデル「グリモア…。
グリモアは、どこ…?

ルッソ「アデル?

シド「ちょっと待て。なンか様子がおかしい。

アデル「あたし…、グリモアを取りにきたの…。頼まれて…あの人に…。
だから、もらうわね…?

モンスターが現れた!


ルッソ「頼まれたって…。
もしかして、カミュジャの、あの青髪の!?

シド「だろうな。妙な術でも使われたか。チッ!

ルッソ「どうしよう?
手帳をわたすわけにはいかないし、かといって放ってもおけないし!
なんとかアデルを正気に戻せないかな。

シド「とにかく、声をかけてみろ。一度といわず、二度三度ってな。
もしかしたら元に戻るかもしれン。
ダメな時は…また考える。
他のモンスターはこっちにまかせとけ。

ルッソ「わかった。やってみる。

勝利条件 アデルを正気に戻せ!
ロウの宣言 飛び道具禁止

エンゲージスタート!


→話しかける


ルッソ「おい、アデルっ! 自分がなにやってるか、ちゃんとわかってんのかっ!

アデル「グリモアを…。手に入れようと、してるのよ。
言ったじゃない、頼まれたって…。だから…。

ルッソ「わかってないだろ! そんな頼み、きかなくていいんだって!

アデル「…。

ルッソ「…クソッ! ぜんっぜん話が通じてない。

→話しかける


ルッソ「アデル! こらっ! さっさと目ェ覚ませよっ!
元に戻ったらなんとかペペの服でもガトーなんとかのケーキでも、
ジングパールでも、なんでもやるからさ!! こんなこともうやめようぜ!

アデル「あたしがほしいのは、グリモア…。他は、必要ない…。

ルッソ「ああっ! ダメかっ!

→話しかける


アデル「話すことなんて…。それより、グリモアを…。

ルッソ「なに必死になってんだよっ。おまえ、ただ利用されてるだけだぞ?
オレたち、カミュジャにはひどい目にあわされてるの、忘れたのかよ?

アデル「あたし…。なにか、忘れてる…?
ううん、そんなこと…。

ルッソ「忘れてるだろ! っていうか、覚えてることあるのかよ?
あるなら言ってみろってんだ!
オレはぜーんぶ覚えてるぞ。みんなに会って冒険したのは、だいっじな思い出だからな!

アデル「思い…あ…う…。
う…くっ…!
ちょっ…やめっ…。

ルッソ「!?

アデル「あ、あたし…。これは、あたしの体なのよ…。使い方は、自分で…。
カミュジャに…なんて、協力…しないって…。
言ってんの、よぉっ!!

アデルからなにか黒いものがでた!

ルッソ「アデル!?

アデル「ああ、ルッソだ…?

突然アデルが倒れた!


ルッソ「お、おいアデルっ!?

アデル「すーっ…、すーっ…。

ルッソ「寝てるだけか…。
元に、戻ったんだな…。はぁ…。

→条件を満たした


エンゲージクリア!


***

なにやらルッソと話し、先に帰るシド


アデル「…。

ルッソ「…。
出ていくなり、カミュジャに利用されるなんて、バカだよな〜。

アデル「…。

ルッソ「シドのお金、勝手に持っていったからバチが当たったんだ。
まぁ、シドのことだからなんだかんだ文句言っても、許してくれると思うけどさ。

アデル「…。

ルッソ「帰ろう。みんな待ってる。

アデル「…なに言ってんの? 誰がいっしょに帰るなんて決めたのよ?

ルッソ「帰んないのか?

アデル「…あ、あたしはね、ひとりでやっていくの。仲間なんていらないの。
そんなのめんどくさいし、どうせあたしの足手まといになるだけなんだから。

ルッソ「なら、なんで今までクランにいたんだよ?
もっと早く出ていけただろ?

アデル「それは…。

ルッソ「クランにいて楽しかったからだろ?
だったら、出ていく必要なんてないじゃないかよ。

アデル「うるさいわねっ!
さっきのエンゲージで見たでしょ? あたしの持ってる力を!
カミュジャが使おうとするほどの力!
あたしは普通じゃないの。
あんたとは住む世界がちがうの。
いっしょになんてやっていけないのよ!

ルッソ「なんだソレ、くっだらね!
おまえ、そんなことでスネてたワケ?

アデル「くだらない!? あんたになにがわかるのよっ!!

ルッソ「ああ、なにもわかんないね! 当たり前だろっ?
オレ、おまえじゃないんだから!
普通じゃない? 人と違う? それがどうしたってんだ。
んなこといったら異世界からきたオレはなんだよ?
それに、誰もそんなの気にしてないし! シドだって、ハーディだって。
おまえひとりでカリカリしてるだけだろ。
なんていうんだっけ、そういうの。ああ、ジイシキカジョー?

アデル「なんですって!?

パチン! とアデルの平手打ちがルッソに炸裂!


ルッソ「いってぇ! なにすんだよ!

パチン! とルッソもアデルに反撃!


アデル「女の子殴るなんて、サイテー!

ルッソ「先に手ェ出したの、そっちだろ! 言い返せないからってさ!

アデル「世間知らずのお子様が、なによ偉そうに!

ルッソ「おまえだってガキじゃんか!
大人ぶって、シリアスぶって、結局、グダグダしてるだけのクセしてさ。
ああ、かっこわりー!

アデル「このぉっ!!

ルッソをたたこうとするが…


アデル「…なにやってんだろ、あたし。

ルッソ「…疲れた。帰る。

帰ろうとするが…


ルッソ「帰ってこいよな。
アデルがいないと、静かすぎてなんか落ち着かない。

立ち去るルッソ


アデル「…バカみたい。
…ただいま。

日記に一行追加


***

→どこかの町


***

→パブ


ヒュム「ミニマム子爵の家にあった『四神バッチセット』が盗まれたらしいぜ。

ン・モゥ「あれか? 東から来た二人組…、ヴァンとパンネロがやったのか?

ヒュム2「みたいだぜ。例の、男爵暗殺未遂事件の後、一時はなりをひそめてたが、
今はかなりハデにやってるな。ここんところ、立て続けに大物を盗んでるだろ。

ヒュム「『ファフニールの涙』に『輝竜石』、それに『四神バッチセット』…。
全部、宝石か。好きなのかねぇ?

ン・モゥ「次はなにを狙ってるんだろうな。

ヒュム「知らないのか? 『ブラックキャット』だよ。宝石のちりばめられた置物さ。
この間、持ち主のイデン卿の元に犯行予告状が届いたらしいぜ。

ヒュム2「そうそう。それで卿は空賊捕獲の依頼をパブに出したって話だ。

ルッソ「へぇ、あのふたり、また空賊の仕事始めたのか。
捕獲のクエストを受けたら、あのふたりと真っ向勝負のエンゲージになるんだよな。

アデル「やってみたいんでしょ〜? あんたってホント、わかりやすいわよね。

ルッソ「いいだろっ。

アデル「まあね。めんどくさいのはひとりで充分だわ。

ルッソ「なあ、アデル。おまえこの間、あの人…、カミュジャの青髪の人と会ったんだろ?
なんか話したりしたワケ?

アデル「なんにも。忘れてるだけかもだけど。
あの女のことなら、シドに聞いてみたら? いろいろ知ってるっぽいし。

ルッソ「いや、そうだけどさ…。

ハーディ「アデル、おまたせクポ〜!

ハーディがやってきた


アデル「どっか行くの?

アデル「か・い・も・の。

ハーディ「モグの知ってる仕立屋さんにマントを見に行くのクポ〜!

アデル「あっ、ハーディ!

ルッソ「マント? アデルそんなのしてないよな?

アデル「りゅ、流行はつねにチェックしておかなきゃ!
ほら、ルッソ、あたしたちのことはいいから、空賊退治、話聞いとけば?

ルッソ「???
ああ、うん、そうしとく。

アデル「行こう、ハーディ!

パブを出ていく二人とすれ違うシド

ルッソ「なんだ、あれ?

シド「あのふたりは買い物か?

ルッソ「うん。なんかマント…。

シド「な、なンだよルッソ。

ルッソ「そっか、マント…。へへへっ、マントかぁ…。

シド「気持ちわりィなぁ。

ルッソ「シド、替えのマント買うの、もうちょっと待った方がいいかもよ。

シド「ああ? どういうことだ?

ルッソ「さぁって、空賊退治のクエスト、受けてくるかなっ。

頭をかくシド


 
http://gattensi.web.fc2.com/ta2/index.html

inserted by FC2 system