空賊からの挑戦

『イデン郷って言ったっけ?
 あんたの持ってる超レアなお宝
「ブラックキャット」をちょーだいしに
 近日カモアへ参上するぜ!
     最速の空賊ヴァン&パンネロ』

空賊を退治してくれる者、求む。

 ファガニス・イデン


***

→カモアの町


【空賊からの挑戦】
空賊ヴァンから犯行予告がきた。狙いは財宝『ブラックキャット』だ。


***

夜のカモアにきたルッソ


ルッソ「予告状のとおりなら、そろそろ来るかな。

ヴァンとパンネロがあらわれた!
が…?


ヴァン?「うお、誰かいるよ。マジビックリ。
クエストに出されたって話、マジ本当だったんだな。

パンネロ?「やだー。あたしたちちょー有名だから?
もしかしてマークされてるー?

ルッソ「??
あのさ、ふたりとも、なんかしゃべり方おかしくない?

パンネロ?「なにこいつー。
あたしたちがおかしいとかいって、ちょーむかつくガキー。

ヴァン?「しかもマジじゃまくせー。そこにいられたら、オレらマジ先行けねえって。

パンネロ?「ちょーうっとーしー。
ねえ、さっさとやっちゃおうよー。

ヴァン?の仲間が現れた!


ルッソ「??? あんたたち、誰だよ?

ヴァン?「マジ? マジでオレら知らねえの?

パンネロ?「あははっ、だっさーい!
ヴァンとパンネロって言えば、ちょーすごい空賊だしー。

ルッソ「??? ヴァンと…パンネロ? 本当に??

勝利条件 ヴァン(?)を倒せ!
ロウの宣言 バンガ愛護

エンゲージスタート!


ヴァン?「オレがイヴァリース最速の空賊、ヴァン様だ!
マジかっこいいだろ!

ルッソ「こいつ、絶対ニセモノだよな…。

→パンネロ?死亡


パンネロ?「えーっ、ウソでしょー!? シンジラレナーイ!

→ヴァン?死亡


ヴァン?「うえっ…。こいつはマジやべぇって…。

→条件を満たした


エンゲージクリア!


***

ヴァン?「ま、マジまずいぜおい。こうなったら、トンズラだ!

パンネロ?「えーっ、宝石はー? あきらめちゃうのー? ちょーくやしいー!

ヴァン?「捕まったらマジ牢屋行きだぞ! そんなのやだろっ!

パンネロ?「牢屋って、プリズン!? あんなところちょーいやー!

逃げようとするが、
本物のヴァンとパンネロが現れた!

ルッソ「あっ、こら待てっ!!

ヴァン「待てって言われて、待つヤツがいるかよ。
なぁ?

ルッソ「あっ!!

パンネロ「ふぅん。服なんかはけっこうイイ線いってるね。
そう思わない、ヴァン?

ヴァン?「マジかよ…。ホンモノのヴァンと、パンネロ…!?

ヴァン「よろしくな。

***

ヴァン「ここのとこ多いんだ、ああいうニセモノがさ。
宝石ドロボウなんていい方で、
一般人から小銭とったりなんてセコイのだっているんだぜ。

パンネロ「ベルトリ男爵の事件で、名前が変に売れちゃったせいだよね。

ヴァン「しかも、ニセモノに限ってこれみよがしに名乗るんだよ。
最速の空賊ヴァンだ、とか。
…『最速の空賊』はオレじゃないっての。

ルッソ「へぇ、違うんだ。

ヴァン「今はな。
ま、いつか追い抜いてやるけど。

ルッソ「それにしても、有名になるってすごいな。ニセモノが出てくるなんて。

パンネロ「ニセモノになるのは勝手だけど、けっこう危ないと思うのよね。
ほら、私たちにだって敵とかいるわけだから。

ヴァン「そうそう。
またひとり、ふえそうだしさ。

ルッソ「えっ?

パンネロ「ヴァン!!

ルッソ「なに? なんだよ?

ヴァン「なんでもない、こっちの話。
けど、今回のニセモノはたいしたことなくてよかったよ。
おまえもいたしさ。

ルッソ「オレは、あんたたちとエンゲージしてみたくて来たんだけどな。

ヴァン「じゃあ、そいつはまたの機会ってことで。今日はもう帰るわ。
オレたちだって、別にヒマなワケじゃないんだぜ。

パンネロ「つかまえたニセモノはキミにまかせるから、よろしくね。

ヴァン「あ、そうそう。
せっかくここまで来たから、『ブラックキャット』はもらってくな。

ルッソ「『ブラックキャット』って…。
はぁっ!? ちょっと待てよ!

ヴァン「待てって言われて、待つヤツがいるかっての。

パンネロ「なんとなく、キミとはまた会うような気がするな。
じゃあ、バイバイ〜!

立ち去るふたり


ルッソ「ちっくしょおっ! お宝、おいていけよなぁっ!!

日記に一行追加


***

→どこかの町


***

→パブ


シド「だいぶうまったンじゃねぇか?

ルッソ「そうだね。改めてみると、オレ、いろんなことしてたんだなって感じ。
悪の魔王倒したりとか、そういうことしてるワケじゃないけど、
なんかすごいなぁって。へへっ。
だってこの手帳、最初はほとんどまっしろで、なんにも書かれてなかったんだから。

シド「それだけおまえの行く先が決まってなかったってことさ。
まぁ今も、終わりは決まってないと思うが。

ルッソ「うん、オレ自身、どうなったら終わりなのかまだよくわかんないけど、
でもさ、楽しみなんだ。『終わり』がどんなふうになるのか。
なにが起きるんだろうって。

シド「必ず帰れるとは限らねぇぜ?

ルッソ「そうなんだけど、なんていうか…、そこは心配してない。
たぶんなんとかなるって思ってる。
ほらオレ、ひとりじゃないし。

シド「おまえのそういうたくましいところが力の元になるのかもな。

ルッソ「へへっ。

アデルとハーディがやってきた


アデル「男同士でなに話してんのー?
マスター、ゲド卵スープお願い〜。あと大人のパンも。

ルッソ「さっき、みんなさそって昼ごはん食べにいったよな?
『あたしのオススメの店』ってとこに。

ハーディ「大盛りのランチを注文してたクポ。

アデル「…そこのおじさんならともかく、ぴっちぴちの若いムスメは、
エネルギーがたくさん必要なのよ。

シド「ははっ、ちげぇねぇ。
たしかに昔は、毎日エネルギー使いまくってたぜ。
イルーアとふたり、カミュジャのためにいろンなことをしたからな。

ルッソ「なんでカミュジャを出たのか、聞いていい?

シド「組織の中にいるのがイヤになったのさ。
しきたりやら派閥やら、今まで正しいと思ってたものが急にバカらしくなってな。

ルッソ「それだけ!?

シド「人間の価値観なンて、意外とそンなもンだ。
だが、向こうはオレほど単純じゃなくてな。
すったもンだの末に、ようやく出られたと思ったら、銃でズドン、だ。
一瞬、そのまま死ンじまってもいいかって思った。
死ンでもたいしたことねぇって。
雨の中、血ィ流しながらうつらうつらしてたら、あいつが現れたのさ。

ルッソ「ジャッジ…。

シド「不思議な話で、あの銀の鉄兜を見たら命が惜しくなってきてな。
気づいたら、虫の息で助けを求めてた。

アデル「そして一命をとりとめたおじさんは、ハンターとして生きることにしたワケね。

ルッソ「ハードボイルドだな。

シド「おまえもたいして変わンねぇだろ。

ハーディ「クポ、マスターから聞いたんだけど、
またうちのクランあてに依頼がきてるみたいクポ。
セレモニーに参加してほしいって話みたいなんだけど、依頼人がその…、クポポ…。

シド「イルーアか。

ハーディ「クポ。

ルッソ「行こう、それ。
あの人とはいつか決着つけなきゃって思ってた。
『終わり』へたどりつくためにも、さ。

アデル「あたしだって、利用されっぱなしはゴメンよ。

シド「そうだな。

 
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